元北◯鮮工作員が教える拉◯講座
私誠に僭越ながら自己紹介させていただきます\おぉー/
現在、早稲田大学文化構想学部4年
並びに早稲田大学放送研究会におきましては、前年度第68代代表\ヨイショッ/
そして、本年度早稲田祭2015におきましては、華の\華の〜〜/
中夜祭2015実行委員会代表を務めております\ヒュ〜/
姓を金(キン)、名を賢秀(ヒョンス)と申します!以後お見知り置きを!
さて私、名前からお察しかと思いますが日本人ではありません。
国籍も血も純粋な韓国人なんですね。
でも韓国行ったことねぇ!!!!
いわゆる在日ってやつです。
実は在日って一番ハードモードで、よく韓国帰れって言われるけど、韓国からめっちゃ嫌われてるんですよね!
だって兵役ないし、より良い日本って国に住んでるし。
日本にも韓国にもいられないとなると、どこにいけばいいんだ!?
しかも、中学まで北朝鮮系の朝鮮学校に通っていて、なんとそこではK-POP歌うと罰せられるっていう罠。
俺は一体何人なんだ。
日本と韓国と北朝鮮という3国に揺れながら生きてきたけど、冷静に日本人として日本で生きるのがベストだと気がついた私は日本の高校を受験、見事脱北を果たしました。
しかし名前にコンプレックスがありまして、
金賢秀(キンヒョンス)のまま日本で生きるのはしょっぱい、何より子供が金の苗字になるのが嫌である。
帰化するときに完全に名前変えられるのだけれども、20年間生きてきた名前が変わるのも何ともいえないモヤモヤ感が……。
そんな葛藤を抱えつつ、サークルで改名案を募ったら
毘沙門天 鑑真
という名前に決定し、いよいよ意味がわからなくなる。
そういえばよくキンですか、キムですか、って聞かれるけど、
どっちでもいいです。
「人は、国に住むのではない。
国語に住むのだ。国語こそが、
我々の祖国だ」
エミール・シオラン
......……。
さて、長たらしく俺の思想を語らせていただきましたが、中夜祭代表としてお礼を申し上げます。
中夜祭2015を盛り上げてくださった皆様に心から感謝しております。
面白い、面白くないなど率直な感想から、ここが良かった、こうして欲しかったなど細かな感想まで。
企画や企画前の広報(主にTwitter)を見て何かしら感じた人は多いと思います。
その想いを、ぜひ行動に表してほしい。もちろん与えられた自由のなかで。
俺は大学3年間、放送研究会というサークルに属しておりました。
よく「リア充サークルだよね〜^q^」って言われるけど、
とんでもない、
奴隷系ドMサークルです。
早稲田祭に関しては朝から夜まで夜通し、ただコードとにらめっこしてニヤニヤできる奴らです。
コードとコードつなげて音が流れたり照明がつくだけでキャッキャウフフできる変態集団です。
放研の中では企画を打ってる人もたくさんいるけど、俺はこの中夜祭までまともな企画を打ったことはなかった。
いろんな団体の公演のためにドMになり、ただ機材を運ぶ奴隷をしてました。
ただそんななかで、
ステージで踊っては泣く団体や、
奴隷に自信ニキな放研の奴らを見てたりして、やっぱり
何かに真剣になるっていいな
って常日頃思ってました。
”明日のために今を犠牲にしない、
そして自分の行動を恥じずに誇ること”
サークルで代表をやってるときからずっと口にしてた言葉です。
「いやいやウチのサークルなんてほんとクソだから〜」っていうのって、照れ隠しだとは思うけど、やっぱダサい。
「せやろ!?やっぱウチすごいやろ!?」ってナルシストになれるくらい自信を持って活動をしたほうがいいに決まってる。
輝いてる人ってのはやっぱ後者だと思うんだよね。
そんな想いを全早大生にぶつけたくて、
中夜祭2015という企画をやりました。
早稲田にはいろんな誇りが蔓延してる。
ステージに登ってみんなのスターになる人もいれば、せこせこと本番まで準備をして本番を円滑に進行してくれる人もいる。筋肉に自信ニキもいれば、おっぱいに自信ネキもいる。
そんないろーんな誇りが積み重なって早稲田ってのができあがってる。
でもでも、
よく早稲田って「バンカラ」だとか「キチガイ」だとか言われるけど、
そういう要素を誇りとした人たちって以外と少ないよね。
現状少ないにもかかわらず言われるってことは、昔は多かったってことだと思う。
もちろん何事も過去の方が必ずしもいいわけではない。
「バンカラ」な早稲田から「オシャレ」な早稲田になったって、俺はかまわないと思っている。
でもそういった
「バカ」なことを知らないだけで、
今の早稲田らしさを決めつけている人が多いのだとしたら、
それは非常にもったいない。
早稲田ってのはその「バカ」も含めて、いろんな角度からの誇りがあるからいいものだと思っている。
だから!
卒業する前に、こんな早稲田らしさもあるんだよ、それをみんなに見てもらって改めて早稲田らしさを考えてほしい、という想いを中夜祭2015に込めました。
「誇り」っていう曖昧な言葉を使ってきたけど、
結局のところ誇りっていうのは
夢・目標のために自分の中で一筋の信念を作り、
それを貫き通すこと
だと思う。
まさに義風堂々。
必ずしも「バカ」に真剣になるのが早稲田ではない。
なんでもいい。
バイトでもいいし読書でもいいし。
何かしら人に自慢できるような、堂々と話せるようなコトに真剣になること、
それが早稲田らしさであり、早大生であると思う。個人的にはバカ要素が多めだと尚良し。
これから、先輩には負けないぞっていう気持ちで新しい代が生まれ始めると思う。
ただ去年と、例年と同じことをやるだけで終わってほしくない。
サークルってのは3年間しかないし、執行代としていられるのはたった1年だけ。1年じゃ正直なんもできない。
でも、そんな1年が積み重なって歴史となり、今がある。
それらを踏襲し、新しい、より進化した一歩を踏み出してほしい。
そこには絶対に誇りが生まれる。
何かをやるには理由が必要になってくる。他人を納得させるものでもあるし、自分を納得させるものでもあるから。
でも、その理由のために行動してほしくない。
手段と目的を履き違えてほしくない。
お前の本当にやりたいことはなんなのか?
あともう一つ!
中夜祭には関係ないけど。
今年初めて早稲田祭を巡れた。
ずっと隈前でお腹を空かせながら立つだけの奴隷だったけど、今年は自由の身となり初めて早稲田祭を巡れた。
そこで思ったのは、やっぱデケェエエエエエエエエエエエってこと。
文化祭ってナンパの応酬って思ってたけど、そんなことはまっったくない。
みんなそれぞれ自分の誇りを体現するために必死だから、構ってる暇なんかないんだろうな。
でもそこがマジでスゲーって思った。
どのステージも他の大学祭を超えてるものだったし、飲食ブースが並ぶ道は熱気の塊だった。
やっぱ誰がどう見ても日本一の学園祭ですわ。
どうかこの素晴らしい早稲田祭を、これからも盛り上げていってほしい。
もちろん俺も盛り上げるけど!
そんでもって早稲田祭だけじゃなくて、この熱気を年中保っていてほしい。
後悔することなかれ。
中夜祭の本番直前、放研で500〜600人をまとめてきた代表だったけど、めっちゃ緊張した。
今まで味わったことのない緊張だった。
あ、これが企画打つ人の気持ちなんだな、って今更知った。
あぁ、また一つ早稲田らしさを知れたのかな。